若手職員、語り部に 5月8日、15日デビュー
5月8日(土)と15日(土)、東日本大震災・原子力災害伝承館の若手職員3人が館内の「語り部」としてデビューします。現在19歳、22歳と若い語り部たちは、自らの被災体験や、全町避難が続く双葉町に勤務している現在の視点でとらえた「今」を発信していきます。
3人は「子どもの目で見た震災を伝えたい」「絶対に震災を風化させない。同年代の語り部が少ないからこそ、私たちの発信が必要」「風評払拭(ふっしょく)や福島の未来を考える契機になれば」と意気込みを語っています。
詳細は以下の通りです。
1 会場、日程
会場:伝承館2階 ワークショップスペース | |
① 横山和佳奈 | 5月8日(土) 13:30 15:00 |
② 渡邉舞乃 | 5月8日(土) 10:00 11:30 |
③ 遠藤美来 | 5月15日(土) 10:00 11:30 |
2 語り部紹介
- 横山和佳奈(よこやま・わかな)22歳
浪江町請戸地区出身。海の間近に自宅があった。請戸小6年時に被災し、原発事故に伴う郡山市への避難を経験した。語り部口演では児童全員が無事に避難できた経験を紙芝居で語り、「津波が来たら逃げる」という教訓を伝える。
- 渡邉舞乃(わたなべ・まいの)19歳
南相馬市原町区出身。原町三小3年時に被災した。原発事故により山形県への避難と転校を経験。旧避難区域に建つ小高産業技術高に進学した。語り部口演により「福島の今」を発信し、過去だけでなく未来も考える契機にする。
- 遠藤美来(えんどう・みく)19歳
いわき市出身。平五小3年時に被災し、原発事故に伴い東京都への避難を経験。市内に戻り、ふたば未来学園高に進学した。語り部口演では震災と原発事故による福島へのネガティブな印象を払拭し、魅力も発信していく。