【御礼】9月20日で開館1周年
東日本大震災・原子力災害伝承館は9月20日、開館1周年を迎えます。
開館以来、国内外から6万4千人を超える方に来館いただき、多くの皆さまに心をお寄せいただいておりますことに、あらためて厚く御礼申し上げます。
当館は2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震とそれに起因する津波、東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う原子力災害につきまして、福島県民の記憶や記録、復興に向けた歩みを、教訓として未来につなぐ施設です。
あの日から10年以上が経過した今なお、原子力災害の影響により、自由に立ち入りのできない帰還困難区域が残り、古里に戻ることのできない方が大勢いらっしゃいます。
原子力災害を契機に建てられる伝承施設は、福島で最後にしなければならないとの思いのもと、今後も未曽有の複合災害の事実や、被災された方の辛い、切ない、悲しい想いや復興に向けた想いを、教訓と共に伝え続けて参ります。
福島が向き合ってきた日々、その轍(わだち)は、未来へつながる一筋の道標(みちしるべ)であってほしい。
東日本大震災・原子力災害伝承館は、そんな想いで皆さまをお待ちしております。