福島大学災害ボランティアセンター様のご来館
今月7日、福島大学災害ボランティアセンターの学生が伝承館をご来館されました。今回来館してくださったのは、伊野優雅(いのゆうま:写真左)さん(経済経営学類3年)と林崎雪音(はやしざきゆきね:写真右)さん(行政政策学類3年)のお二人です。
福島大学災害ボランティアセンターは、東日本大震災の震災直後から支援活動に従事されてきました。避難所・仮設住宅・復興公営住宅において、お茶会や健康体操、足湯等の恒常的な活動を通してコミュニティ支援を行って参りました。特に復興庁の「心の復興」事業にも採択され、平成27年から30年にかけ2か所の仮設住宅で実施された「いるだけ支援」は、仮設住宅に学生が実際に住むというユニークな取組みが世間でも注目され、全国から多くの視察が参りました。その活動は、仮設住宅の活性化とともに世代間交流の促進にも大きな寄与を果たしました。他にも子ども支援として「ネイチャリングキャンプ」や「学習支援」、風評被害払拭の活動として「県外での福島県産品の物販活動」や「ふくしま子ども大使」等の活動や取組みを通して、復興支援に果たしてきた皆さんの功績は計り知れないほど大きなものがあります。10年前にご自身も実際に避難された経験をもつ林崎さん(写真右)は、「震災から10年近くが経過していることから、当時のことは覚えているようで忘れてしまっている部分もあります。こうしてあらためて資料や映像を目にすることで、決して忘れないという思いを強く持ちました。」と語ってくださいました。