プロ野球 内川聖一選手が来館されました
プロ野球の内川聖一選手が、東日本大震災から10年9カ月となった12月11日(土)、当館を見学されました。
当館アテンダントスタッフの説明を受けながら、一つ一つの展示物をしっかりとご覧になりました。小林副館長や、数年前に双葉町を訪れた際、内川選手を案内した町民らと懇談しました。一人一人の目を見て誠実に話される姿が印象的でした。
内川選手はプロ野球通算2182安打を誇り、2013年に福島県いわき市で開催されたオールスターゲームでMVPとなって以降、県内での少年野球教室開催が恒例となっています。見学を終え、「復興が進んでいる状況が分かった一方、自分の震災の記憶が薄れつつあることを感じました。伝承館の展示物や映像を通じて、心に残る部分が大きかったです」と振り返りました。「自分が(復興に向けて)何ができるか考え、子どもたちに夢を与えるために野球教室を手掛けてきました。被災地の『生の感覚』を肌で感じることで、毎年来県している意味を思い出させてもらいました」と話し、「震災の記憶が薄れないようにしていきたいです」と誓っていました。