東日本大震災から11年

2011(平成23)年3月11日午後2時46分に発生した東日本大震災から11年がたちました。

日本観測史上最大規模となった最大震度7(福島県内は震度6強)の巨大地震が東日本一帯を襲いました。大津波が沿岸部に押し寄せ、広域にわたる甚大な被害が生じました。

その影響は多方面にわたり、今も多くの方が様々な課題や困難と向き合っています。

東京電力福島第一原発事故に伴う原子力災害により、本県では11年が経過した今も3万3,365人(※)が古里を離れての生活を余儀なくされ、風評被害への対応も終わりが見えません。

県内の犠牲者は4,162人(※)で、避難生活での体調変化や過労など間接的な原因で亡くなる「震災関連死」は増え続け、被災3県で突出して多い2,331人に上ります(※)。私たちが経験した複合災害がいかに過酷であり、そして今もその影響が続いていることを物語っています。

東日本大震災・原子力災害伝承館は震災で犠牲となった方々の御霊に心より哀悼の意を表しますとともに、今なお避難生活を続けられている皆様に心よりお見舞い申し上げます。

伝承館はこれからも、未曽有の複合災害について福島で何が起き、どう向き合ってきたかを伝え、防災・減災に向けた教訓を国内外や未来へつないでまいります。

※福島県公式復興情報ポータルサイト「ふくしま復興ステーション」より引用