企画展「地図と写真でみる東日本大震災」開催中(3/21まで)

東日本大震災・原子力災害伝承館は令和4(2022)年11月23日(水・祝)から、

令和5年3月21日(火・祝)まで、当館2階企画展示室で

企画展「地図と写真でみる東日本大震災」を開催しています。

企画展チラシ

被災地を車で走ると、
「カーナビにあるお店や建物が今は存在していない」と驚くことがあります。
本企画展では、被災地域の発災前、発災直後、現状を比較できるよう、
同じ場所で異なる時期に作成・撮影された地図や空中写真を新たに編集して展示しています。
地震、津波、原発事故により、どこが、どのように変容を遂げたのか。
古い地図も活用し、地域の被災と復興を交えて考えることができます。

 

この2枚は福島県浪江町請戸地区の1975年(上)と2018年の空中写真です。
震災前の1975年は写真中央から下方向に住宅が密集していますが、
震災後の2018年では津波で失われてしまっているのが分かります。
出典:いずれも国土地理院撮影の空中写真

【主な展示物】

・東京電力福島第一原子力発電所周辺の巨大空中写真

・東京電力福島第一原子力発電所と中間貯蔵施設

・南相馬市鹿島区の河川津波

・浪江町請戸地区の変遷

・広野駅東側の再開発

・藤沼ダムの決壊(須賀川市)

・東西つなげる東北中央自動車道

・大型避難所と仮設住宅(郡山市のビッグパレットふくしま)

・東京電力福島第一原子力発電所建設に関する映像上映

見どころ
➣巨大な空中写真
・企画展示室床面に約3メートル四方の空中写真を2枚敷き、
入館者はその上を歩いて、鳥の目で震災前後の被災地域の変貌を理解することができます。
取り上げる場所は東京電力福島第一原発周辺で、1月中旬に相馬市の沿岸部を2枚追加します。

➣中通りの被災地も
・須賀川市の液状化現象や農業用ダムが決壊した藤沼湖など、
中通りの被災地にも焦点を当てます。

➣第一原発建設前の動画
・東京電力福島第一原発の建設前、建設中の動画を上映します。

➣「記憶の街」大型模型
・本企画展の期間中、1階ホールに双葉町(3メートル四方)と楢葉町(2メートル四方)の
大型模型を展示します。住民が避難先で被災前の街を思い起こして作ったものです。

【概 要】
(1)主 催:東日本大震災・原子力災害伝承館
後 援:国土地理院
(2)事業名:企画展「地図と写真でみる東日本大震災」
会 場:東日本大震災・原子力災害伝承館2階企画展示室、1階ホール
〒979-1401 福島県双葉郡双葉町中野字高田39
(3)期 間:令和4年11月23日(水・祝)~令和5年3月21日(火・祝)
時 間:午前9時~午後5時(最終入館午後4時30分)
休館日:火曜日、年末年始(12月29日~1月3日)
※火曜が祝日の3月21日は開館。翌平日の3月22日は休館します。
料 金:常設展示室の入館料(一般600円、小中高300円)でご覧いただけます。
(4)お問い合わせ:0240-23-4402(代表)
メール:archive@fipo.or.jp