伝承館企画展「福島と放射線」【終了しました】
東日本大震災・原子力災害伝承館(双葉町)は2024年7月20日(土)から11月25日(月)まで、企画展「福島と放射線~いま、あらためて知る放射線と災害~」を開催しています。
放射線について基礎から解説し、東京電力福島第一原子力発電所事故と原子力災害への理解を深められる内容とします。その上で、原発事故後の空間線量、避難指示区域の変遷がわかるパネルや、食品中の放射線量を測定する食品検査器などの実物資料を展示し、福島がどう影響を受けたのかを伝えます。
企画展に合わせて、個人向けの無料バスツアーを8/4(日)、10/13(日)の2回開催します。当館学芸員の解説で伝承館周辺の被災地を巡り、空間線量を測定します。以下のページから申し込みができます。
バスツアー「空間線量を測ろう」開催【8/4(日)、10/13(日)】参加者募集しています – 東日本大震災・原子力災害伝承館 (fipo.or.jp)
この投稿をInstagramで見る
【展示内容】
(1) 放射線と放射性物質の違い
⇒懐中電灯を放射性物質、光を放射線に例えるなどの展示
⇒ベクレル、シーベルト、グレイなど、単位の解説
(2) 福島第一原発事故で放出された放射性物質と放出量
⇒原発事故由来の放射性物質の種類一覧表
⇒半減期と放射壊変などの説明
(3) 放射線の性質
⇒透過性、放射線の飛跡を見る霧箱の画像・映像・実物展示など
(4) 福島への影響
⇒空間線量や避難指示区域の移り変わり、人体への影響
⇒帰還困難区域等に設置されていた看板やゲートの実物などを設置し、ゲート前の様子を再現
(5) 被ばくによる人体への影響
⇒福島第一原発事故による放射線の強さと遺伝子への影響など
(6) 放射線の発見と事故の歴史
⇒原爆や海外の原発事故などの年表と、関係する写真など
【概要】
主 催:(公財)福島イノベーション・コースト構想推進機構
東日本大震災・原子力災害伝承館
事業名:企画展「福島と放射線~いま、あらためて知る放射線と災害~」
会 場:東日本大震災・原子力災害伝承館2階企画展示室
〒979-1401 福島県双葉郡双葉町中野字高田39
期 間:令和6年7月20日(土)~11月25日(月)
時 間:午前9時~午後5時(最終入館午後4時30分)
休館日:火曜日※8月13日(火)は開館します
料 金:常設展示室の入館料(一般600円、小中高300円)でご覧いただけます。
来館者のお問い合わせ:0240-23-4402(代表)
【企画展関連イベント】
バスツアー「空間線量を測ろう」
日 時:8月4日(日)、10月13日(日) 午後0時45分集合~午後3時解散予定
内 容:伝承館周辺の被災地を当館学芸員の案内で巡り、空間線量を測るバスツアーです。大平山霊園(浪江町)、双葉南小学校(双葉町)などで測定します。
定 員:各回20名(先着順)
参加費:無料
詳細、申し込み:伝承館HP バスツアー「空間線量を測ろう」8/4(日)、10/13(日)開催。参加者募集しています – 東日本大震災・原子力災害伝承館 (fipo.or.jp)
※このほか、8月25日(日)午後1時から午後4時まで、「子ども実験教室」を随時開きます。地震、液状化現象、津波の仕組みを解説し、放射線の飛跡を観察します。