双葉で日本質的心理学会ワークショップ、伝承館研究員が開催協力
日本質的心理学会・研究交流委員会企画の「未来に向けたナラティヴの力」ワークショップ(※1)が、2024年8月1日(木)と2日(金)に双葉町内で開催されました。東日本大震災・原子力災害伝承館は、調査・研究部門の静間常任研究員と山田常任研究員が主となって開催協力をしました。本企画は、ナラティヴを使って未来構想、とりわけ、まちづくりに資するナラティヴの利活用の手法や学術的探求の可能性について、サトウアヤコさんの展開する「日常記憶地図」(※2)という手法を用いて検討するものです。
2日目には、まず当館研修室を会場に、当館で導入した「東日本大震災版時層地図」(※3)について静間常任研究員が紹介しました。次に、当館でも語り部をお願いしている髙倉伊助さんから、幼少期や震災当時、そして現在のまちのお話をうかがいました。その後に髙倉さんのご案内で、当館の立地する浜野行政区について、中野八幡神社を中心に現地を歩きながら説明をうけました。
※1 日本質的心理学会
※2 日常記憶地図 日常記憶地図 (my-lifemap.net)
※3 東日本大震災 時層地図を導入しました – 東日本大震災・原子力災害伝承館 (fipo.or.jp)