西田敏行さん逝去につきまして

福島県郡山市出身の俳優、西田敏行さんが2024年10月17日、お亡くなりになりました。

西田さんは東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故で被災した古里に心を寄せ、被災した県民を励まし続けてこられました。

当館のプロローグシアターで上映している映像では、西田さんがナレーションを務められました。地震、津波、原発事故という未曽有の複合災害への対応、長期に渡る廃炉作業などについて、穏やかでも力強く、説得力のある語り口で、福島のなまりを交えて伝えておられます。

「復興は、残念ながら、まだまだ道半ば。光もあれば影もあります。発電所の廃炉作業はまだまだ続いて、私が生きてるうちに見届けられっかどうか。無理かもしれねえな。震災のこと、事故のこと、復興のこと、これからの未来のこと。この場所でみなさんと一緒に考えることができたら。そう思っています」

福島県の大きな財産が無くなってしまったようで、スタッフ一同、大変残念な思いです。
心からご冥福をお祈りいたします。