当館研究員による「災害経験知を伝承する語り部調査」の結果について
当館の山田修司常任研究員と長崎大学の松永妃都美准教授(当館客員研究員)が共同で行った福島県の語り部に関する調査結果がまとまりましたので、別紙(PDF)のとおりお知らせします。
(PDF)【ニュースリリース】災害経験値を伝承する語り部調査結果について
■ 調査の新規性
・東日本大震災・原子力災害から13年が経過した。福島県で、この災害経験知の伝承を継続する語り部個人の特徴や活動の継続に必要なサポートの在り方を100人規模で実施したアンケート(配布111人、回答75人)は、本研究が初めて。
■ 調査結果のポイント
・語り部の44.0%が、活動の継続を「難しい」と感じたことがある
・語り部活動を始めたことで、98.6%は人生の満足度が向上
・語り部活動に社会的な支援が適切に行われていると感じているのは62.0%に留まる
・語り部は、”語りを聞いてくれる人“、”語りの場“を求めている