伝承館調査・研究部門 リサーチ・アドミニストレーターの募集
東日本大震災・原子力災害伝承館は、東日本大震災及び原子力災害の記録と記憶を国や世代を超えて伝えつつ、復興に向けて力強く進む福島県の姿を発信するため、東京電力福島第一原子力発電所の立地町である双葉町に、福島県が設立した研究部門を持つ施設であり、公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構(以下「機構」という。)が施設の運営を行っています。
伝承館では、これまでの福島における災害への対応、復旧・復興に係る経験と記録を体系化し、教訓を抽出するとともに、様々な手法による情報発信や復興及び防災を担う人材を育成することを目的として、調査・研究事業を実施しています。
今回伝承館は新たに、研究力強化や国内外の研究者とのネットワーク構築に資する情報の収集、伝承館に所属する若手研究員へのアドバイス等を行うリサーチ・アドミニストレーター(RA)を公募します。
※ 伝承館は、複合災害に関し現地で学際的な研究を実施できる数少ない施設です。多岐にわたる福島県の課題を俯瞰的にとらえるとともに、現場感覚をもった行動力と実践力をもった方を広く求めますので、意欲のある皆様のご応募をお待ちしております。
記
1 伝承館における研究分野
伝承館の調査・研究部門は、東日本大震災及び原子力災害と復興の過程に関する調査・分析を行うことで、そこから得られる教訓を抽出し、復興及び防災に寄与することを目的としています。
これを実現するため、発災前、発災時、発災後の状況等時間的な広がりを考慮した調査・研究を実施しています。
<調査・研究分野>
➢ 放射線影響への対応
➢ 原子力災害を含む複合災害におけるコミュニケーションのあり方
➢ 原子力災害を含む複合災害における行政対応のあり方
➢ 地域コミュニティの崩壊・再生と住民意識の変遷
➢ 地域産業の崩壊・再生と産業構造の変遷
2 職務内容
経験や適性も考慮しながら、以下の業務に従事いただく予定です。
(1)伝承館の研究事業に関連する研究動向の分析業務
(2)伝承館の研究事業の目的に沿った共同研究に関する企画・調整業務
(3)研究環境整備に関する企画・調整業務
(4)伝承館研究員からの相談対応業務 など
3 採用予定人員
1名
4 応募資格
【必須条件】
(1)上記2の業務遂行に責任感を持って従事する意欲があること
(2)修士相当の学位を有すること
(3)日本語で日常的なコミュニケーションがとれること
(4)伝承館の研究に関する基本的な知見と興味を有すること
【望ましい条件】
(1)博士の学位(相当の研究歴等)を有すること
(2)大学でのURA、研究機関でのRAの経験があること
(3)大学・研究機関あるいは企業等における研究の進捗管理業務への従事経験があること
5 採用予定日
令和7年4月1日
6 採用条件
(1)採用形態
当機構の期間に定めのある職員として採用します。
(2)任期
原則、単年度雇用契約(5年を上限に延長の可能性あり)
(3)勤務地
福島県双葉郡双葉町大字中野字高田39
東日本大震災・原子力災害伝承館
(4)給与等
ア 給料
当機構期間に定めのある職員管理規程に基づき、本人の経歴やスキルを考慮して決定し
ます。
イ 諸手当
当機構期間に定めのある職員管理規程に基づき、支給します。
ウ 保険
各種保険(社会保険、労働保険)の適用有り
(5)勤務形態
ア 専門業務型裁量労働制(1日7時間45分勤務したものとみなされる)
イ 週5日勤務を基本としますが、勤務日数やクロスアポイントメント等、勤務形態については相談可とします。
(6)休日
ア 毎週火曜日(火曜日が祝日または振替休日の場合は、その日以降の最も近い平日)を含む2日間
イ 国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)に規定する休日
ウ 12月29日から翌年の1月3日までの日
7 選考方法
【第1次選考】書類審査:令和7年1月予定
【第2次選考】面接審査:令和7年3月予定
※書類審査の結果、面接審査の対象となったかどうかを連絡します。
※選考結果はメールにて連絡します。
※面接のための旅費等は応募者の負担とします。
8 応募書類
(1) リサーチ・アドミニストレーター選考に関する履歴書(様式1)
(2) 研究に関する業績またはリサーチ・アドミニストレーターもしくはそれに準じた業務への
従事実績のリスト
(3)東日本大震災・原子力災害伝承館リサーチ・アドミニストレーター業務に対する抱負(様式2)
9 応募期限
令和7年1月17日(金)17時まで
10 応募方法
上記8の書類を電子データで下記アドレスにお送りください。
メールタイトルを「【応募】伝承館リサーチ・アドミニストレーター」としてください。
11 提出先、問合せ先
公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構
東日本大震災・原子力災害伝承館 事業課
電 話:0240-23-4402
E-Mail:archive@fipo.or.jp
12 その他
上記の他の労働条件については、当機構の期間に定めのある職員管理規程によります。