ハーバード公衆衛生大学院生 伝承館長の専門講座を受講。放射線被ばくや健康影響学ぶ

アメリカのハーバード大学公衆衛生大学院(正式名称:Harvard T.H. Chan School of Public Health)の院生15名が1月9日(木)に当館を訪れ、高村昇館長の専門講座を受講しました。展示室を見学した後、長崎大学教授で被ばく医療を専門とする医師の高村館長から、被ばくによる健康影響、リスクコミュニケーションについて学びました。

 

高村館長はチョルノービリ原発事故と東京電力福島第一原発事故の両方の被災地で、医療による復興支援に取り組んでいます。専門講座ではこの復興支援で得た知見を基に、それぞれの原発事故の比較や、事故から得た教訓について講義しました。

講座を振り返るディスカッションの時間も設けられ、活発な意見交換が行われました。

伝承館の有識者懇談会調査・研究専門部会委員を務めている、福島県立医科大学の後藤あや教授が令和6(2024)年1月1日付でハーバード公衆衛生大学院教授に就任。今回は後藤教授の引率でハーバード大学院生の来館が実現しました。