AUVを用いた浮体式洋上風力発電施設の点検を実現するための実証試験
■実施日:2024年6月18日~21日
■実施者:いであ株式会社
■使用施設:屋内水槽試験棟(大水槽)
■実施内容
浮体式洋上風力発電施設の浮体を模擬した円筒供試体(約1/2スケール、直径4m程度)を大水槽内に設置し、AUVと円筒供試体の距離を2m程度で一定に保ちながら、AUVが一定の速度で円筒供試体周辺を螺旋状に周回潜航できることを確認した。また、実スケールの円筒供試体(直径8m程度、半周分)を大水槽内に設置し、上記と同様の位置制御ができることを確認した。
■実施結果と今後の展望
今回の試験により水槽内では位置制御ができることが確認された。今後は実海域での試験に向けて準備を進める予定である。
【写真】
天井クレーンによりAUVを着水 大水槽内に円筒供試体を設置 大水槽(30m×12m×水深7m)にてAUVを航行