無人航空機専用緊急時対応パラシュート (滑空/ブレーキ制御付)の実証実験

■実施日:2022年12月2日
■実施者: 公立大学法人岩手県立大学/ 東亜非破壊検査株式会社

     一般社団法人日本ドローン協会/株式会社エステーサトー商会
■使用施設:浪江滑走路

【試験内容】

パラシュートを操作し、無人航空機の緊急時の対応ができるかを目的とした実証試験が浪江滑走路で行われました。

パラシュートを搭載したマルチコプター機を高度35m、高度40m、高度50mの3地点から、火薬やガスなどの可燃製品を使わず、バネの力で特殊設計のパラシュート格納容器からパラシュートを射出しました。

射出したパラシュートを左・右・ブレーキ(左右同時)の操作を行い、安全着陸地帯まで滑空制御しながら着地させています。

天候:晴れ 気温:10℃前後 風速:3~3.5m/s

 

【試験の成果】

「パラシュート射出も地上試射を含め問題なく射出展開し、操舵ラインも左右操舵とブレーキ操舵の全てが機能していることが実証できました。」

 

【今後の展望】

「更に緊急時の対応をし易くするため、操舵ラインの強化を実施し、よりタイトな操舵が可能になるようにします。これからも機器を改良し、実証実験を重ねていきたいと考えております。」