*令和2年度:福島県ロボット関連技術実証等支援助成金使用例紹介 第2弾* ~ 5Gを活用し、原寸大図面や3Dモデルの映像を空間に投影、ハンズフリーによる現場作業効率化の検証、また5Gで投影した映像を見ながら事務所と遠隔での作業指示・検査など現場へ移動をしない方法を検証 ~

福島県では県内の中小企業の技術力強化を図るため、福島ロボットテストフィールドを使用して行う実証試験、性能評価試験、操作訓練等に要する経費の一部を助成しております。今年度の募集は令和4年2月28日までです。

お問合せ先は、このページの一番下をご覧ください。

昨年、助成金を使用された企業様をご紹介するシリーズ第2弾です。

 

~ 5Gを活用し、原寸大図面や3Dモデルの映像を空間に投影、ハンズフリーによる現場作業効率化の検証、また5Gで投影した映像を見ながら事務所と遠隔での作業指示・検査など現場へ移動をしない方法を検証 ~

■実 施 日:2020年10月19日、11月25日~26日
■使用施設:試験用橋梁、試験用トンネル
■実 施 者:株式会社草野測器社様

株式会社草野測器社はHoloLens2を使用し、原寸大図面や3Dモデルの映像を空間に投影し、ハンズフリーによる現場作業効率化の検証を実施しました。また現場事務所間での作業指示・検査(遠隔臨場)など検証しました。

1)橋梁・トンネル内のひび・割れの状況のマーキング(朱書き)機能の効果を検証、今後は実現場で使用し、作業効率の改善事例を収集します

 

2)維持メンテナンスの分野での検査データや図面と現況に位置合わせの検証、今後は位置精度の機能を向上させ実現場で使用することを目指しています。

 

3)5Gを利用した遠隔臨場
現場と事務所(想定)をつなぎ、完成検査に対応できることを確認しました。
また、4Gと5Gの違いを検証した結果、5Gでは3Dモデルの鮮明さや映像通信の遅滞がないことも確認しました。

 

☝ MRゴーグルの装着中       ☝ ゴーグル越しの映像

様々な遠隔作業の実証試験を行われた株式会社草野測器社様、今後のご活躍が楽しみです。

福島県ロボット関連技術実証等支援助成金募集のお知らせ