【活動報告】12/2 第10回双葉郡ふるさと創造学サミットを開催しました
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12月2日(土)、広野町の福島県立ふたば未来学園中学校・高等学校にて、「第10回双葉郡ふるさと創造学サミット」を開催しました。
双葉郡8町村立小学校・中学校・義務教育学校、福島県立ふたば未来学園中学校・高等学校、福島県立富岡支援学校の児童生徒が一堂に会し、各校のふるさと創造学の取り組みを共有しました。
最初にアリーナにて、ふたば生徒会連合企画・運営によるオープニング・セレモニーが行われました。
各町村の魅力〇×クイズもあり、意外な答えに子どもたちは声を上げて楽しんでいました。
その後、校内10の会場に分かれてセッションを行いました。
本サミットでは、 各校の発表を「セッション」とし、セッションの内容は自校の取り組みを発信する「メッセージをしっかり伝える、じっくり聴く」パートと、取り組み内容を聞いて浮かんだ疑問や感想、広がった考えを自由に伝えあう「互いに考え、つながり、学びを広げる」パートの2部構成を基本としています。
これまで1セッション20分で実施していましたが、今年度は新たな試みとして1セッション30分とし、学びを広げるパートとなる対話の時間をより長く設けることを基本としました。
参加した児童生徒からは、「大勢の前で発表するのは緊張したが、話し合いが楽しかった」、「聞くことは簡単だけど、自分が伝えたいことをうまく伝えるのは難しいと思った」、「自分たちだけでは思いつかなかったアイデアを聞けて、よかった」などの声が聞かれました。発表者と参加者が直接話ができる時間をしっかり設けたことにより、双方の充実感がより高まったようです。
最後はオープニングと同様にふたば生徒会連合企画・運営によるクロージング・セレモニー。
広野中学校の生徒の司会で全体写真撮影も大盛り上がりでした。
感想発表でも、たくさんの児童生徒が手を上げて感想を発表してくれました。
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- 「自分の将来やふるさとの未来について考えることの大切さを改めて知ることが出来ました。今の私たちが村にできることはあまり多くありませんが、イベントの積極的参加など、できるところから村の発展に携わりたいと思いました。」
- 「いろいろな勉強もできたし、他の学校のお友達とも話せたので良かったと思います」
- 「今回のサミットを通して、多くの学校の皆さんと交流できたこと、また、自分では思いつかないような多くの意見が聞けたのでとてもいい経験になりました。」
- 「ニュースポーツ大会とか、皆さんと交流できたのが楽しかったです。」
- 「みんなと交流できて、発表出来て、楽しかったです。」
- 「色々な市町村の課題とか、みんなで考えれば色々な案が出るとわかったのが面白かった。やっぱりやってよかった。」
- 「各町村の魅力を知れて、対話を通して考えることができて、いい経験になりました。」
- 「みんなと話せてよかったです」
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第1回双葉郡ふるさと創造学サミットが、郡山市のビッグパレットふくしまで開催されたのは2014年12月20日。
震災後、8町村の小中学生が一堂に会する初めての機会となり、参加した児童生徒は169名でした。
今年度は第10回を迎え、参加した児童生徒は500名を超えました!
同じ双葉郡でも、8つの町村の現状は課題は様々ですが、子どもたちの地域への興味・関心、思いは、確実に双葉郡を元気にする力になっています。
※ 「ふるさと創造学」は、福島県双葉郡8町村がともに取り組む、地域を題材にした探究的な学習です。「震災で子どもたちが得た経験を、生きる力に」との思いから、2014年度にスタートしました。
地域のひと・もの・ことを題材に、課題やテーマを設定し、情報を集め、整理・分析して考え、まとめて表現するプロセスを通して、自らの考えを深めていきます。一人ひとりが持っている力を発揮しながら学ぶことで成長し、よりより課題の解決や、難しい課題に挑戦できるようになることを目指します。