ICTやロボット技術等を活用した農林水産業の再生
<取組事例紹介>
複合環境制御施設によるイチゴ栽培
㈱ネクサスファームおおくま
大熊町では、省力化、効率化を図るための先端技術を取り入れた イチゴの栽培施設を整備しました。㈱ネクサスファームおおくまが 周年栽培・周年出荷に取り組んでおり、2019年8月に初出荷されました。
先端技術を活用した農産物生産と規模拡大
㈱紅梅夢ファーム
㈱紅梅夢ファームは、農業分野の労働力確保が難しい中、ロボットトラクタや食味・収量測定コンバイン、ドローン等の先端技術を取り入れて経営の効率化を図り、高レベルで均質な農産物の生産と規模拡大をかなえる技術体系の実証に取り組んでいます。
参考リンク: アイリスグループ福島にて農業復興を支援-「南相馬市小高区」にて地元農業者と連携 2017年からの営農(稲作)再開を支援(アイリスオーヤマHP)
地域と連携した企業の農業参入
㈱福島しろはとファーム
楢葉町では、㈱福島しろはとファームが新規参入し、大規模なさつまいも栽培に取り組んでいます。
長期貯蔵のための施設も、合わせて整備されました。
アンスリウムの栽培
新たな花き栽培 川俣町
アンスリウムは、東日本大震災後、近畿大学による「”オール近大”川俣町復興支援プロジェクト」の一環として栽培を開始した花で、土壌の代わりにスポンジのような手触りのポリエステル媒地と液体肥料を活用して栽培しています。
2019年から本格的に出荷が開始され、東京都中央卸売市場大田市場に初出荷しました。(川俣町HPより引用)
(参考)かわまたアンスリウム(福島イノベ機構「復興知」事業:近畿大学×川俣町)
水産海洋研究センター開所
福島県は、いわき市に水産海洋研究センターを整備し、2019年7月に開所しました。県産水産物の高鮮度化や加工技術の開発、放射性物質対策等の試験研究に取り組んでいます。
ICT技術を活用した和牛の肉質診断技術の開発
県産和牛の価格向上と肥育コストの削減のため、全国に先駆けて、成育途中でも高い精度で枝肉の肉質が診断できる技術の開発に取り組んでいます。
苗木植栽ロボットの開発・実証
津波で被害を受けた海岸防災林を再生するため、苗木植栽ロボットを開発しました。今後は、海岸防災林の造成作業への活用を進めていきます。
先端農林水産業体験フェア
見て触れて体験できる展示会の開催
浜通り地域等の農林漁業者や就農に興味のある学生等を対象に、農林水産業の取組に関するセミナーや、最先端技術を実際に見て触れて体験できるフェアを開催しました。
企業等の農業参入支援
福島イノベ機構では、民間企業の農業参入を推進するため、企業向けの現地見学会をはじめ、様々な支援を行っています。
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