企業紹介記事

株式会社ふたば

『双葉郡から世界へ』

〜ICT技術を使ってさまざまな形で地域づくりに貢献する〜

「ICT技術を通じて地域をつくる」

代表取締役社長

遠藤秀文さん

貴社の事業について教えてください

測量設計の方を中心にやっておりますが、福島の復興を行う上で、環境調査や地理空間情報、地域づくりと、さまざまな分野で対応しております。
さらに、その技術や経験を世界へ活かそうと海外へ展開しているところです。
また、ドローンや3次元レーザーなど新しい技術は早い段階から取り入れております。今はまだ測量という視点ですが、新しい技術を異なる分野の課題解決にもつながるよう取り組んでおります。測量・設計というベースからどのように広げていくかというステージに入ってきたので、そこの部分が当社の大きな強みになってくると思います。

「ICT技術を通じて地域をつくる」とはどのようなことかを教えてください

震災前は、『双葉測量設計』という社名でしたが、測量設計という言葉をとって『ふたば』という社名にしました。社名の変更には復興事業のなかで「事業範囲を固定化してはいけない」「今後のさまざまなニーズに柔軟に対応したい」という思いがあります。震災を受けた双葉郡には多くの課題が山積しています。この課題を解決するためには一つ一つの”見える化”が必要です。”見える化”をするためには、ドローンや3次元レーザーからのデータをいかにICT技術として、この地域の中で使い切るかが重要だと思います。さらに廃炉や環境再生といったこの地ならではの問題もあります。
それらの問題にもチャレンジし、世界に発信しなければならないと考えています。新しい発信をするという意味では「イノベーション」という言葉が相応しい地域だと思います。ゼロから街を作るという状況のなか、当社の社員や技術が地域づくりに多様な形で貢献できると思っています。

「双葉郡から世界へ」というメッセージについて教えてください

やはり百聞は一見に如かずだと思います。今、この「双葉郡」という地域で何が起こってるかということを見てもらいたいです。この地域に来れば、多くのチャレンジが行われているということを実感してもらえます。その姿を見て、この地域のポテンシャルを感じてもらいたいと思います。
「地域づくり」には、20年30年かかると思います。そのプロセスの間に多くの技術やノウハウが培われていきます。そのノウハウをいかに海外へ展開し、他の国々にいかに貢献できるかということを常に意識しながら、日々取り組んでおります。
そして地元企業として長い期間を見据え、着実に地域に携わっていきたいと思います。

株式会社ふたば

所在地 〒979-1111
福島県双葉郡富岡町大字小浜字中央592番地
ウェブサイト http://www.futasoku.co.jp