企業紹介記事

株式会社タンガロイ

『いわきから世界へ』

〜切削工具の研究・開発・製造・販売・マーケティングをスピーディに展開〜

「世界基準をいわきから。」

代表取締役社長

木下聡さん

貴社の事業について教えてください

当社タンガロイでは、金属を削る切削工具を作る、またはそれを販売することをメインの事業としています。日本国内をメインの市場としていましたが、現在は世界の需要をキャッチしたうえで、商品を開発して海外で販売していくということに重きを置いてます。といっても、国内と海外で特別区分けをしているわけではありません。単純にタンガロイの商品を世界中に拡販したいということです。そのためにも我々の商品を使って良い思いをしたというお客様を増やし、最終的にそれが広がっていけばいいと思っています。

「世界基準をいわきから。」について詳しく教えてください

タンガロイの商品は、自動車、航空機、エネルギー業界であったりと、様々な産業で使われています。
すべての始まりはマーケティングなんですね。いわきの本社に、世界の情報を集める部隊があります。そこから得た情報をもとに、開発部隊・生産技術部隊・製造部隊がそれぞれ、開発・具現化・商品化を担います。すべてタンガロイの中で完結できるのが強みですね。

特に製造部では、少しでも原価を抑え無駄をなくしていくことを意識しています。世界中で行われているモノづくり、その現場で当たり前のように使われる工具を目指すには必要不可欠なことです。
それを、日本の中心東京ではなく、いわきで作り、いわきから発信する。そんな意味を込めています。

福島県いわき市本社に全ての機能を置いているメリットはどういうものでしょうか

スピード感です。例えば、生産技術部隊で何か問題があればすぐに開発部隊に相談できる。またそこでの仮説をすぐに試すことができる。世界と戦うためにスピード感は非常に重要な要素ですので。
またなぜいわきに、というところですが、大きいのは人材です。企業は人の良し悪しで決まる面があります。福島県いわき市の方は非常に明るく勤勉で、向上心もある。新しい発想を生み出してくれるという意味で非常に重要な地域だと思っています。
実は製造業の離職率は意外と高くて、全国平均は10%を超える状態なのですが、タンガロイは1~2%。この定着率の高さも、この地域の人たちの人柄によるところが大きいのではないかと思っていますね。
さらに、福島県は、東北または北関東の中で、実業科・工業高校・商業高校の学生数が最も多い県です。ものづくりをするタンガロイとしては、その経験のある方に入社していただけるという、その選択し・母集団が多いということは非常にありがたいことです。

株式会社タンガロイ

事業内容 粉末冶金製品、超硬工具および窯業製品の製造並びに販売
所在地 本社所在地 福島県いわき市好間工業団地11番地1
ウェブサイト https://www.tungaloy.com/jp/